携帯電話と自動車事故

 高機能の視野追跡装置を使って、携帯電話によるドライバーの注意力の低下を測る研究が行われたが、それを実施した教授自身、それを「ばかげた」研究だと言っている。というのも、どんなタイプの電話であれ、運転中の電話が事故の危険性を増加させるのは明白だと思えるからだ。

研究の結果はっきり分かったことは、車の運転中の電話は、手を使う通常タイプの携帯電話も手を使わないですむ自動車電話も、一種のトンネル効果を引き起こすことである。つまりふつうなら気がつく視野の周辺部分での事物に気づかなくなる。ということは、運転中の電話は、同乗者と話をするのとは違って、ドライバーの気を散らす深刻な作用があり、研究から引用すれば「全体的な反応を遅くする」。したがって、米国で広く提案されているように、手を使う必要のないタイプの自動車電話の使用を法律で義務づけたとしても、問題の解決にはならないだろう。

それとは別の一連の研究では、電話による会話によって、事故に巻き込まれる危険性(必ずしも自分が原因になって事故を起こすということではない)は4倍に増加する。不吉なことに、この研究に参加したドライバーたちは、自分の能力低下にまったく気づいておらず、なかには話している方がうまく運転できると思っていた人さえいた。(Japan Times)

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