自殺の増加は世界的傾向

 現在この問題は、英国では「国家的危機」と言われており、1997年には英国とアイルランドで6400人が自らの命を絶ったが、これは同じ年の事故による死者数の倍近い。それに加えてスコットランドを除く英国本土で、毎年140,000人が自殺を企てている。

日本でも自殺率は増加しているが、これは世界的傾向でもある。2000年、世界中でおよそ100万人が自殺しているが、WHOによると、過去45年間で60%増加したとのこと。たとえば単純な経済的な理由によるような、自殺の原因が比較的分かりやすい場合もあり、中国では、農村部で15才から34才までの女性が、経済的困難のために毎日平均して174人自殺している。

これとは別に、自殺はひどく誤解されていると専門家は言う。どこの国でも、自殺はほとんどの場合に衝動的な行為だから、間に合うように止めれば防止できるという誤った信念から、自殺機会への接近を防ぐことに対策の重点がおかれている。しかし今自殺をよりよく理解するための試みが英国で行われており、特に自殺を企てて生き残った人たちから直接話を聞いて、なぜ自殺しようと思ったかを調べている。どうやら自殺防止の鍵は、いろいろな人たちがなぜ、そしてどのように自殺を意志するまでに絶望的になったかを、もっとよく理解することに中にあるらしい。(Open Mind)

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