野生植物を対象とする医薬特許

 1995年以来、資生堂はインドネシアの野生植物に関して51件の特許を日本をはじめとして、英国、ドイツ、フランス、イタリーなど、4大陸の各3カ国に出願した。しかしあるNGO(Pesticide Action Network)は、特許申請されたハーブは、インドネシアで「ジャムー」と呼ばれて何世代にもわたって薬として使われてきた植物で、資生堂の行為は生物学的な略奪行為と同じだと主張している。これまでに特許が付与されたのは1件だけで、ランプーヤンという植物を美白クリームの成分に使う方法である

 昨年になってようやく、資生堂はインドネシアの植物に対するそれ以外の特許出願を取り下げた。それらの植物がインドネシアで伝統的に薬や化粧に使われてきたからというのが理由だが、実はそれは出願書類にも書かれていたことで、前から知られていたことである。

 しかし出願は取り下げられたものの、資生堂の社員は将来の方針が示されていないようだ。特許出願についてのマニュアルや、より一般的な指針を作成する動きは見られない。資生堂は長期的にすべてに対して益になるような、つまり発展途上国側はオープンな国際取引から利益を得、輸入者側もそれによって利益を得るような、公正な商売の道筋をつけるチャンスを逸したようである。(New Internationalist)


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