麻薬は勢いを増している

 非合法な麻薬の使用は、米国ではやや減少しているが、ヨーロッパでは急増している。(この記事では日本は触れられていない。)ヨーロッパは、ヘロインを含めて麻薬の主要な輸出先であるばかりでなく、マリファナやエクスタシーのような合成ドラッグの生産地になりつつある。
 
 ヨーロッパでは、コカインの服用は「ほとんど正常な文化現象」だと広く認められており、毎年700トンのコカインが、コロンビア、ボリビア、ペルーなどから輸入されている。一方、アーチェン大學の研究では、エクスタシーを服用しても一般人と比べて注意力は衰えないが、記憶、学習、問題解決の能力が落ちることが示された。
 
 この研究に先だって行われた動物実験では、いったん脳細胞の中にエクスタシーの有毒な作用が定着するとと、セロトニン(神経伝達物質)のレベルに影響し、取り返しのつかない損傷を生じさせることが分かった。専門家は、エクスタシーを使用する若者は「何年かの中にさらにそれを悪化させていく危険性が大きい」と言っている。
 
 日本では、GHBと呼ばれる薬が自由に手に入るが、「デートとレイプのドラッグ」として知られ、昨年来売り上げが急速に伸びている。これは例のルーシー・ブラックマンさん事件でこの薬が使われたという報道と無関係ではない。もともと不眠症のために開発された薬だが、使っている人はそれに催淫効果があると信じている。いずれにせよ、少量でも人を無意識にさせ、幸か不幸か、何が起こったのか当人は後で憶えていない。(Japan Times)


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