すべては心の中に 

 カルフォルニア大学が行った研究によると、想像力が豊かな人が思い描く視覚的イメージは、実際に肉眼で見ている時とほとんど同じくらい明瞭に心の中で保持されていることが明らかになった。

「視覚的イメージは、実際にそれを見なくても、心の眼の中で作り出すことができる」と神経外科医のイツハック・フライド氏は言う。なぜなら、ある人が一つの光景を想像すると、それだけで目の前でその光景を実際に見ている時のように、脳細胞が刺激されるからである。

 研究には9人のてんかんの患者が使われ、記憶と社会行動に関係する脳の部分に小さな電極を埋め込んでおいて、脳の中で図柄を知覚する場所を見付けようとした。まず彼らに何枚かの写真を見せ、その後同じ絵柄を想像するように言われた。すると、想像している間、実際に写真を見ている時とほとんど同じくらい、同じ部分の脳細胞の興奮が高まることが発見された。

 研究者らは、脳の海馬と扁桃体の中のニューロンと、特定の他の脳領域が、想像された絵柄に応じて、興奮の度合いを変えることを見出した。そして興奮の度合いが、実際の場面を見た際と近いことに驚かされた。視覚的イメージは、ふつうあまり正確には思い出せないため、研究者らは、もっとずっと低い度合いを予想していたのである。(Japan Times)


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