医療過誤の原因

 医療過誤が問題になってなっているのは日本だけではない。ロンドン大学の研究班は、研修医を受け入れているロンドン病院の状況を調査したが、薬剤班は研究が行われた期間中に、重大な結果をひきおこす可能性のある88件の処方ミスを見つけ、46人の医者がそれに責任があるとされた。

 このうち50件は、1人の若手の医者が原因で、それ以外の医者たちは1件か多くて2件だった。後に関係者と面談して分かったことは、過誤の原因の多くは集中力の欠如で、忙しすぎたか、処方箋を書く途中で邪魔が入ったからだった。服用量の計算を間違えたケースもあったが、そもそも医者が正しい量を知らなかった場合もあった。31例について、問題は仕事が多すぎたためで、13例は騒音などの環境からの影響、15例はスタッフ不足によるものだった。

 医学雑誌「ランセット」は、英国保健省が3年以内に医療ミスを40%減らすことを約束したと報じているが、これでは改善のスピードが遅すぎるという失望感がただよっている。(What the doctors don't tell you)


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