●子供の環境を考える・クラウンベビーズコート

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言葉と躾

 このルポのいっぱつめ・「真の教養を身につけよう! 大人のためのカルチャースクール・修學會」の小山理事長が所属されているところです。もし時間があれば修學會のルポも参照してください。

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 今回は、会員以外の人も受講できる公開セミナーということで、9月22日と29日の「言葉と躾(しつけ)」講座に参加させてもらいました。受講料は120分/1回 1,500円(会員の方は無料)。お子様同伴の場合は3,000円/1回。受講の間、別室で英語のお遊戯をしてもらえます。内容からすればお得な値段だと思いました。

【クラウンベビーズコート公開セミナー】
会場:東京ウィメンズプラザ(地下鉄銀座線・表参道) セミナールーム/保育室
■「言葉と躾(しつけ)」講座 
講師:元学習院初等科長 川嶋 優先生
  • 9月22日(土)10:00-12:00 「あいまい表現と敬語」
  • 9月29日(土)10:00-12:00 「尊敬語と謙譲語(敬語法1)」
  • 10月28日(日)10:00-12:00 「丁寧語(敬語法2)」
  • 12月1日(土)10;00-12:00 「正しい発音と可能表現」
  • 12月22日(土)10:00-12:00 「熟字訓を読む」
平成14年1月以降は「句読点のつけ方」「漢語」「同音異義語」「手紙の書き方」「気をつけたい言葉使い」・・・と3月まで続きます。
各回は独立しておりますので、個別に受講できます。

■「マジック童話」講座 
講師:東京アマチュアマジシャンズクラブ前会長 持永恒美先生
  • 12月15日(土)10:00-12:00 「子どもがよろこぶ楽しいマジックを覚えましょう」

*いずれの講座も電話(03-3541-8909)で要予約
URL:http://www.crown-b.com/
会場への案内図などもホームページでご覧になれます。


皇太子殿下のご学友である
理事長の小山泰生さんが書かれた本です。
学習院での教育方針について
詳しく解説されています。

文芸社刊 / 定価1.500円

「IQ」(知能指数)でも、「EQ」(こころの偏差値)でもない、
「PQ」についてご存知ですか?
物事に対する判断基準、価値観を司る「前頭連合野(Prefrontal Quotient)」の
略だそうです。


 CBC(クラウンベビーズコート)のセミナーは「大人のための講座」です。子どもを座らせて敬語を教えるセミナーではありません。講師の川嶋先生曰く、自分は40年間、学習院初等科で教えてきたけれど、大人ができなければいくら子どもに教えても無駄だということです。

子どもにとって「良い環境」とは?

 学習院といえば皇室の方々が通われる学校です。良家の子女がみっちり躾られているイメージがありますね。初等科はとくに定評があるということで、その教育の仕方の片鱗を分けてもらおうというわけです。

 理事長の小山泰生さんの著書・「分数ができない子ども 敬語が使えない親」によると、“育ちの良い”子どもは周囲の環境によって決まるということですが・・・私はそこそこ強い魂の子どもなら周りに影響されないもんだと思っています。(明治維新で活躍した勝海舟の父・小吉がどーーしようもないボンクラだったのは有名な話です・・・それでも気性が良い親父さんだったので、憎まれない人ではあったようですが)
 どんなに劣悪な環境で育っても大らかで逞しい人もいますしねぇ。むしろ、親が子どもに夢中になりすぎて、周囲を「無菌状態」にするほうがヤバいんじゃないかと思います。

 しかし、もし金銭的に余裕があるなら、現在イデオロギーに左右されることが多くなった公立の学校に入れるより、私学のほうがいいかと思います。いやいや、ほんとは貧しくても学問をしたい人に門戸を広げた吉田松陰などを参考にして、“人が人を創る”「私塾」がメインになる世の中になってほしい。って私の願望をここでゆーても仕方がないですね。ええっと。

 今回いっしょに行ってくださったのはド庶民であらせられる(笑)Tさん、小学校1年生のボクのお母さんです。幼稚園はシュタイナー教育を施しているところに通わせたそうですが、両親揃って掟破り(シュタイナー教育はあれしたらアカン、これもダメ、と戒律?が厳しい面があります)の常習犯だったので、けっきょく小学校は公立に入れたそうです。セミナーに一緒にやってきたボクは、真っ黒に日焼けして健康そのものの男の子でした。言葉使い? ふつーの小学生だなぁ。
 
 私が結婚も出産もしていないので、Tさんと話すときは「自分たちが子どもの頃はどうだったか」という話になるのですが、子どもらしく汚い言葉を嬉しがって使ったりもしたけれど、自分で淘汰していった気がするなぁ、と。少なくとも私は親に口うるさく注意された記憶はありません。だけどまぁ、一般家庭で、ひどい言葉が飛びかう環境ではなかったのは確かですが。

大人がお手本になるように

 Tさんの子育て現場からの話はとても興味深いものでした。いろんな家庭があるもので、お母さんはガッチガッチに堅苦しくらいの敬語を崩さないのだけど、その子どもは信じられないほど荒んだ言葉使いをしている例とか。
 簡単に、家庭環境が・・・と言いがちですが、子どもにとって息苦しい環境というのも悲しいものですね。「お受験」とか言うことが、果たして品の良さを表すものなのかしら・・・?

●CBCの講座では「正しい日本語」を教えてもらえます。日本語、日本文化の特色である「あいまいな表現」など、今時の公立の学校等で教わらない「歴史観」を交えた内容です。何故、日本人は「あいまいさ」を好むのか、教わったことがありますか?

●丁寧に「お」を付けて失敗する例も。「尊敬語」と「謙譲語」の違いも理解していなければ、とんだ失礼をしでかす恐れがあります。『乗車券をお持ちしていない方はいらっしゃいませんか』――呆れてしまう例ですが、実際にJRで使われていたフレーズなのだそうです。

●講師の川嶋先生いわく、「言葉は装いと同じです。フォーマルを知っていたら、家ではどんなに崩してもかまわないのです。学習院の女生徒が日本で一番礼儀正しいと言われますが、もっとも言葉使いが悪いとも言われています。実際、友達同士で話しているところを聞いていると、ひどい言葉使いをしています。だけど・・・」

ガチガチに構える必要はない。
しかるべき場所でしかるべき言葉使いが
できればいいのです!

 次のページでは講義の内容をかいつまんで説明します。国語のワンポイントレッスンとしてお役立てください。




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