●子供の環境を考える・クラウンベビーズコート

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日本語特有の表現

 日本語の最大の特色は、「主語がなくても通じる」という点です。

 『ええ、そう思います』
 ――英語だと「I think so」。
 
 これは、「私が」「私が」と言って、自分を押しつけないという日本人の美徳に由来するそうです。
 
 日本人は土地を移動しない農耕民族で、みんなと仲良くやっていかないと「村八分」にされ、飢えて死ぬという事情があったのです。良い面も悪い面も取り沙汰されていますが、国民同士は、そういった事情から、今でもひじょーーーに仲がいい。

 また、英語はカンマで区切っていかないと何だか分からなくなるのに対して、日本語は句読点がなくても通じます。

 でも、『姉は泣きながら逃げる弟を追いかけた』と表記したら・・・・泣いているのは誰だと思いますか?

 『姉は泣きながら逃げる弟を追いかけた』
 『姉は泣きながら逃げる弟を追いかけた』
 
 このとおり、句読点を打てば泣いている対象がハッキリします。

 『ここではきものを脱いでください』
 ・・・履き物を脱いでくれと言ってるのでしょうか? それともキモノを?
 
 『ここではきものを脱いでください』、もしくは『ここではきものを脱いでください』と句読点を打って区別する方法もありますし、漢字やカタカナを使って、『ここで履き物を〜』『ここでは着物(キモノ)を〜』と表記する方法もあります。同じ言語の中に「ひらがな」「漢字」「カタカナ」などと分かれているのも日本語の特色です。

あいまい表現でうっかり・・・

 誰にかかる形容詞なのか形容動詞なのかハッキリしないと、場合によってはとんでもない非礼を働いてしまいます。たとえば、『この間亡くなったAさんの奥さん』。・・・・・亡くなったのは誰?

 「奥さん」が亡くなっているのなら、『この間奥さんが亡くなったAさん』、「Aさん」が亡くなっているのなら『この間亡くなったAさんの、その奥さん』など、多少ブサイクな語感でもいいからハッキリ伝えましょう。書類など、第三者に説明する文章では「正確さ」を重視するようにとのことでした。

 授業ではこのように、例題の文章に対して句読点を足したり、言い回しを替えてみたりして「真意を正確に伝える」練習を繰り返しさせられました。(反復学習ってやつですな。私は昔から教室に入ると脊髄反射で眠くなってしまうので、つい舟をこいでしまいましたが・・・)
 数をこなして文章を書き慣れるのが一番身につく方法ですし、ちょいと学校気分が苦手な人でなければ大いに行ってみていいと思います。
ex:『全部おいしいとは言えない』
全部マズいのか?
一部だけおいしくないのか?

どう直せば意味がハッキリする?
その他、『全部おいしいと言えない』
『全部おいしいと言えない』などにすればよし。

尊敬語と謙譲語の失敗例

 さて、2講座目は「尊敬語と謙譲語」。これも日本独特の言い回しです。世界中探してもほとんど例がないそうです。



 「尊敬語」というのは相手を持ち上げ、「謙譲語」は自分を落とす言葉です。あとひとつ、日本語には「丁寧語」というものがあります。「社長さんのお帽子」などと言う時の「お」のことです。

 『受付で伺ってください』・・・・・・・・んん!? でも、結構やらかしそうな失敗?

 この場合は相手がお客様なのでしょうが、「伺う」は自分を落とすための謙譲語です。お客様を落としてしまっています。正しくは『受付でお聞きになってください』、もしくは『受付で聞いてください』。・・・ヘタな敬語を使って失礼を働くより、使わないほうがマシです。

 その他、『拝見してください』(これも尊敬語にすべきところを謙譲語にしてしまった例)
 『あなたのおっしゃられるとおりです』(『おっしゃるとおり』でいい)
 『ゴルフをおやりになりますか』(『なさいますか』が正解)など、再び例文を直す反復学習が中心の講義でした。
 
 『どうぞ奥様によろしく申し上げてください』は、ややこしいです。「申し上げる」は謙譲語なので、これでは相手(旦那さん)に向かって、奥さんに頭を下げてくださいということになってしまいます。理屈上ですが。(『どうぞ奥様によろしくお伝えください』で良い)

 そうそう。小山理事長の著書に書いてあったことですが、敬語をちゃんと話せる「育ちの良い人」は、「尊敬語」の語彙のほうが多くなるそうです。相手におもねり、必要以上に自分を卑下する必要がないためです。そして自分の立場は自分が勝ちとるものではなく、相手が決めるものだという意識があるからなんだそうです。

恥かくんならここでかいとけ

 いやいや、これを書いている者の口が悪くて申し訳ないのですが、自分ちょっとヤバいかも!! どっかで恥かいてるかも!! と思われたなら、ぜひCBCで「練習」してください。間違った答えを言っても川嶋先生は怒らない! さすが「言霊」を大切にしてらっしゃる!! 日本語を愛している先生だ!

 あと、余談になりますが、お子さん同伴の場合は別室で英語のお遊戯をしてもらえるシステムがありまして。
 これがハタから見るとかなり笑えます。まるで漫画のキャラのような(子供から見ればたぶんミッキーマウスとかその類に見えるであろう)、タテにもヨコにもでかいオーバーオールを着た黒人のにーちゃんが、「ハァイ☆ マイネームイズ○○!」と言って出てきます。私のねじけた頭はすかさず、「うーわ、子供だましの世界や!!」と突っ込んでしまいましたが(私はサンタの存在すら信じていないガキだったので、こういうものを素直に見つめられぬのです・・・)、お遊戯そのものはとても面白かったようですよ。同行者のご子息はいちばん年長さんだったのですが、たいへんご満悦な様子でありました。

 CBC自体、かなりのベースのしっかりした団体(スタッフも学習院がらみと見えて、絵に描いたような美しいお嬢様ばかり)ですので、安心して任せられるシステムが整っているようです。託児に不安を抱いている方も多いと思われるご時勢ですが、そのあたりは充分に信頼できますと伝えておきます。


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