●真の教養を身につけよう! 大人のためのカルチャースクール・修學會


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人とイルカの関わり   アイサーチジャパン代表・岩谷孝子さんのお話


―――ひとつにつながりあう命―――

 イルカの棲む島で、“イルカの時間”に身を委ねるうち、海には、潮の満ち干による時間が流 れてること、陸の生き物たちには太陽の時間の生活リズムがあることがわかってきました。
 
 そもそも人間も自然の一部であり、自然の循環の中で生きているはずですが、近代の生活の中ではそれが見えなくなっているようです。海の水が蒸発して雲になり、雲は雨となって降り注ぎ、森が水を蓄え大地が浄化し、涌き水が川となり、海へと環ります。私たちが普段水道をひねると自動的に出てくる水も、こんな自然界の循環からいただいていたものだったのです。
 森から流れる栄養分がなければ、海のプランクトンも育ちません。プランクトンを食べる魚も、魚を食べるイルカも、イルカの死骸を食べるカニも、森がなくては生きていけないのです。
 
 都会に暮らしてると、あらゆる生命が感知している自然のリズムが、聞こえにくくなってしまいます。そして、つい私たち人間だけがここで生きてるように振舞ってしまいます。けれど、宇宙の中の地球では、あらゆる生命が互いに支えあって、一つにつながっているのです。
 
 誰もが、人とのつながり、自然とのつながりの中で生きていくことができれば、あらゆるものの命を尊重し、循環とも調和できる、愛に満ちた社会になると思います。そしてそれは、一人一人の選択により、実現可能なのです。


 ↑配られたプリントを書き写しました(いや、イルカと一緒に泳いでるビデオを見せてもらうのがメインだったので、講義の内容はこれでしか説明できないと・・・・あ、いや、サボってるわけじゃないからね?!)


 ―――とはいえ、私がイルカのビデオを見ても、なにも感じなかったのも事実です(ごめんなさい。でもこれ“ルポ”だから。)

 イルカのことはかわいい、とは思いますが、一緒に泳ごう、とか考えたことはありません、私は。
 でも、岩谷さん自身も、「イルカに特別な感情は持ってなかった」と言っていたのであれ?!・・・と思いました。なんで、そんな人が今、イルカを・・・・・。



 きれいなので↑写真を載せていきますね。
 
 これらの写真は全部、岩谷さんからもらったものではありません。「イルカのツアー」に参加したことのある、知人から拝借した「現場写真」です。

 実はその人、岩谷さんと過去面識のあった方で(超ぐーぜん!)、その筋とは関係ないけれど、「プロ」の案内を受けてバハマまで泳ぎに行ったとか。(だから、これ↑バハマの海)私は岩谷さんのことを、「とってもサバサバしたナチュラルな人」と受け止めたのですが、彼女は「すごいインテリ」だという印象を持っていたそうです。
 (ちょっち冷たい・・・・って感じかな。失礼だと取られないように祈りながら言いますが。)

 講義の中で一番最初に話されたのは、「私いま長野で田舎暮らししてるんです。東京生まれの東京育ちで、根っからの“都会人”だったのに、いまじゃ農家のオバチャン、て感じです。」
・・・・って内容でした。
 真っ黒に日焼けして、化粧っ気のない肌でした。「イルカ」には興味ないけど、都会人が田舎暮らしに踏み切ったぐらいだから、よほどなんかあるんだろう、イルカには、と思って聞いていたのです・・・・が。
 「べつにイルカじゃなくてもいいんですよね、きっかけはなんでもとおっしゃったとき、ああそうか、と思ってようやくあさってなことを考えつづけていた頭が講座のほうに向きました。(あさってな方向、といっても、岩谷さんの言いたかったことはそれで合っていたのですが。岩谷さん自身の「体験」そのものが、重要な講座内容だったのです。)

 岩谷さんは「アイサーチジャパン」の創設者です。
 「アイサーチ」は「国際イルカ・クジラ教育センター」の略で、国際的な非営利ネットワークです。
 (詳しいことはこちらに)
 
『特にイルカに興味があったわけでなく、自然保護の活動をしていたわけではありませんでした。以前働いていた貿易会社のオランダ人の社長から、第1回国際イルカ・クジラ協会に参加したという話を聞いたのがきっかけです。集まった人たちは、科学者や、セラピストもいれば、アーティストやオーストラリアの原住民アボリジニの人もいる。イルカ・クジラという切り口を通して、それぞれの立場からの世界観をみんなでつなげて1つの絵を作り上げるような、調和的なネットワークが現にあるのなら体験したいという、軽い思いで参加しました』

 ↑これもまた、もらったプリントからの抜粋です。
 (雑誌のインタビュー記事だと思います。)

 日本は「捕鯨」の文化と歴史を持つ国で、自分が参加したら「自然保護の意識の低い国民」として、バッシングを受けるんじゃないか・・・と、ハラハラしながら行ったそうですが、存外、日本のことを教えて欲しい、と大歓迎されたとか。
 自己主張を控えるのが「国民性」でもあり、「美徳」でもある国だから、よけいなところで損してるのかもしれません。言うべきところではちゃんと説明できるようにならなきゃね。私は「美味しんぼ」(漫画)で、「捕鯨」の歴史を習った(?)のですが、人に説明できるかどうかは・・・・ああ、リンク先を探しますわ。
 
 おおう。「捕鯨」で検索したらものすごくたくさん出てきてしまった。アイサーチは「捕鯨」の是非を問うている団体ではないので、誤解のないように、脇に置いときます。


 しかしなぜ、「イルカ」や「クジラ」だけを特別視するのだろうか、他の生き物は?
・・・という疑問があったそうです。

 「イルカやクジラは賢い動物だから」という理由で動いてるらしいですね、保護団体などは(ジャパン・バッシングのエサだとも言われていますが・・・。)「アイサーチジャパン」はそういうところではありません。「捕鯨」の賛否両論ではなく、「イルカ」や「クジラ」を通じて「生命のつながり」を感じよう、という活動形態です。具体的には御蔵(みくら)島でイルカの生態を調べ、「物見遊山」で来るツアー客などから、ハラスメントを受けないようにする体制を整えてらっしゃいます。「イルカに癒しの効果がある」と言われてから、大勢の人がやってくるらしいのですが、イルカは謎の多い動物で、案内するにもまだどこまでお奨めしていいのか正確にはわからないという状況なのだそうです。

※稀にツアーコンダクトの資格を持ってない
ところもあるからね。
溺れたときに責任とってくんないとか。
気をつけて!! 

「私は感覚的な人間じゃないので、イルカに癒しの効果があるとまでは言えません。でも、確かにイルカにはなにか特別なものがある、とは感じました」(講座にて・岩谷さん)

←ハイ、また写真です。

 イルカの赤ちゃんがお腹のところにぴったりくっついてるのが見えますか?

 この写真は前述の、知人から借りたものなので、はっきりわからないのですが、赤ちゃんをくっつけているのはその子の親だとは限らないのです。

よその子の面倒見るんですって!!
イルカって!!
(・・・知ってた?知らんかったよ私・・・)

 や〜あ、賢い・・・・・・って、そういうところで感心する話じゃないのです。

この講座が「プレ・ママ講座」だったことを思い出してください。
 ―――岩谷さんは今、長野で娘さんと旦那さんと3人で暮らしてます。「イルカ」から「田舎暮らし」にまで踏み切った過程もまたいろいろあって、ボランティア活動に熱中しているうちに自分たちの食事をコンビニのお弁当で済ましてた、こりゃ本末転倒では?・・・と感じたのがきっかけだそうです。

 「言葉」より「実践」、まずは自分の身をもって示すこと、というのは岩谷さんの基本姿勢のような気がします。実際、岩谷さんご夫妻にはなかなか子供ができなくてお悩みだったそうですが、田舎で畑耕して、無農薬の野菜を食べ、体のリズムを「自然」に戻しているうちにできたそうです。「月経」が文字通り、「月のリズム」に戻ったとか。
 
 ちゃんと生活していれば、女性の生理は「満月」の時期にくるそうです。(つーことは半月の頃に排卵てことですね。)未開の部族の中では、女が一斉に、「満月」の日に出産するところがあるだとか。や〜あ、カニみたい・・・・・・・・・(・・・ってそれが「自然」てことか)。
 
 「イルカのツアー」に参加した知人は、それまで子供が欲しいとは思わなかったのに、イルカと泳いで帰国したとたん、急に欲しくなったそうです。
 彼女は岩谷さんのように、「田舎暮らし」とまでは思わなかったけど、無農薬の野菜を食べ続けたり、体のケアーに努めているうちに、生理が「月のリズム」になったそう。「実例」です。ホンマ。これを信じなくてなにを信じるのだ・・・・とはいえ、私自身は「粗食」を半年ばかり続けてるというくらいで、あとはべらぼーな時間帯に起きたり眠ったりタバコを吸ったりでちっとも「体のリズム」までは整えられていないので、これ以上の説得材料はありません。だけどまあ、そのうちヨメにいくだろうから、報告できる準備はしておきます、ええ。(・・・・・)

 「現実感」のない話はやめましょう。
 
 さて、また写真です→

 イルカは群れで暮らす動物です。
 わらわら〜っといますね。この中には当然、「社会」があります。
 さっき、「よその子でも面倒を見る」という話をしましたが、それが都会に住む人間同士の間で失われてしまったことだというお話が岩谷さんからありました。
 実際に「田舎」で暮らしている岩谷さんはどうなのでしょう。都会にはないコミュニケーションが残っているとお感じになられたのでしょうか。

 残念ながら、答えは「中途半端」ということでした。
 ―――ある意味これも現代社会の生んだ功罪なのかもしれませんが、田舎には「車」が必需品と化しているので、となりの家も、だ―――っと通り過ぎてしまうのだと。コミュニケーションと言えば「子供」のことだけでなく、自給自足している野菜や米のことも教えてもらったりしてるそうですが、地元の農業の方はヘンに保守的(?)で、無農薬で作ると量産できないことを懸念してるそうです。「儲からない」ってことでしょうか。

 まあ、このあたりのことは私の頭の中で考えても仕方のないことで、いずれ現場(岩谷さんのお宅)に伺わせてもらおうかと思ってます。

 「ああ、いらっしゃい! もうすぐ稲刈りの時期だから!」

 ・・・・と言ってもらえてありがたかったのですが、私に稲刈りが・・・・・・と思って悩んでいるうちに9月が過ぎていまいました。へなちょこの漫画家でもできることなのでしょうか。「お味噌作り」くらいならまあ・・・・(自信ない。)
   
 失われたものを、イルカとの関わりが呼び起こしてくれたということなのでしょうか。岩谷さんと知人、おふたりのお話を聞いても、私は今なんだか「わからないふり」をしようと努めてます。これはこれで岩谷さんに教えてもらったことなのかもしれませんが、講座の中で私は「イルカって犬の祖先だって聞いたことが・・・・」なんて、思いっきり耳学問を披露して、困った顔をされました。(恥っっ!!恥だらけ!!私の人生!!!)それは数多くある学説のひとつに過ぎないので、岩谷さんご自身が言い切れるものではないのだと思います。わからんことはわからん、私は“体験”の範囲でしか言えません、という姿勢がよ―――く伝わってくる瞬間でした。

 論より証拠、ちょっち大人になった私(笑)。そうだ、身をもって!!示すためにも、もっぱら個人的に気になってる、「捕鯨」のことも調べに行こうかねえ!!!実際にクジラの生態を見に、アイルランドぐらいまで・・・・・・・・・・・・なんてことをへなへなの私が考えるはずはなく、とりあえず、修學會の理事の方からこんな質問が出たので載せときます。「アイサーチジャパンではイルカだけ? クジラは?」
 「クジラはね、行動範囲が大きすぎるの・・・・・・」(岩谷さん・“お茶の時間”にて)
 あ、そうなんですか(ホッ・・・・・・)
 岩谷さんでも調べられないんならね〜え?(あーよかった)

 やっぱ小さなことからコツコツやるべきよね、だって私はへなへななんだから・・・・・と、思いきり自分を肯定したところで、↓岩谷さんの名言。

 「“日本の歴史を学ぶ”って言ったら、どうしてもかっこいいところに目がいっちゃうでしょう?  文化とか。農業だってすばらしい歴史を持っているんだから、そういうところも忘れて欲しくないんです」
 
 実はまだ畑作りも、娘さんと一緒に学んでいこう、っていう段階なんだそうです。わからないことだらけなんですよ、まだまだ、って笑う顔が印象的でした。
 
 「あと私、アイサーチジャパンの”ジャパン”にこだわりたいんですよ。“日本の”ってところに」

 大きな海を回遊して、「日本」に辿り着いた方ですわ。「すごいインテリ」なんて印象はどう思い出してもなく、ひょっとして「お母さん」を“体験”されてから出てきた雰囲気なのかな〜・・・・・・と。あ、そうそう。知人が「水中出産」を選んだのに対して、岩谷さんは「自然分娩」を選んでます。ここのページTOPからも行けますが、ここからもリンクできるので、ご覧になりたい方はどうぞ。↓

        おまけルポ・「自然分娩と水中出産
 
 “お茶の時間”に伺うことができた話です。おトクよ。ほんとに、こんな面白い話聞かせてもらって、さらに突っ込んだところまで質問できて。
 自分に「予定」があればもっと聞くことができたのに・・・・・・・・・と思いました。
 わからないことだらけです、ほんとに、まだまだ(涙)。


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