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おまけルポ・自然分娩と水中出産 アイサーチジャパン代表・岩谷孝子さんと知人・Tさんのお話

 どちらも「イルカ」に関わった経験のある方です(まだプレ・ママ講座/「人とイルカの関わり」のほうを読んでいない方は合わせてご覧ください。)

 岩谷さんは今、長野の駒ケ岳で暮らしてらっしゃいます。「イルカ」に関わっている方だから、イコール水好きなのでは?と思うのは早計で、ご自宅で「自然分娩」することを選択されました(イルカと泳ぐワークショップから、「水中出産」に興味を持たれる方は多いのです。スタッフの奥様もそのひとりです。)
 
 私は最初、「自然分娩」の意味がわかりませんでした。
 
 麻酔を使わないことだろうか。お医者さんなしで産むことか? まさか会陰が切れても放ったまま暮らせというんじゃあ・・・・・・・・・・(アタタタタタタ・・・・)。あ、いやその言葉は知っているけど、具体的にどのようなスタイルで出産することを「自然」と呼ぶのだろう・・・・・などと考えているうちに、ほんとに「プレ・ママ」である受講生の方から「自然分娩てふつうの出産とどうちがうんですか?」という質問が飛び出しました。はあ、よかったよかった。案外、はっきり知られてないことなのかもしれませんね。私だけが無知じゃなかった、こりはしっかり聞いて皆さんにもお伝えせねば、という気持ちで望みました。“お茶の時間”(おまけの時間)で聞けたお話です。いやあ、トクしたトクした♪

 「分娩台に上がらず、自然分娩を扱っているお医者さんの元で産むことです。陣痛促進剤でお産の時間を調節するのが普通の産院です。それをしない、ということは、自分ひとりのためにたくさん時間を割いてくれるということです。お金かかりますよ、なかなかいないし」(岩谷さん)

 現在の産院の多くは、「陣痛促進剤」で産むのを早めています。なぜなら、お医者さんにも「都合」があるからです(土日祝日に出産する人があまりいないという病院もあるようです。ゴルフとかに忙しいのでしょうか・・・・・・。)

 でも、それじゃ「助産院」と変わらないんじゃあ?

 
 「助産婦さんはね、もし母子が危険な状態に陥ったときは、産科の病院に送ることになってるの。最終的な責任はお医者様に委ねられるのね。じゃあ、最初から医者に・・・・・って」(岩谷さん)

 なるほど。岩谷さんは35を過ぎての「高齢出産」でもあったので、危機管理をされたのかもしれません。想像ですが(いいこと聞いた。どう考えてもすでに産科的「高齢」に入ってるので、自分も医者に任せよう・・・・と思いました。予定のないことですが。)

 でもやはり岩谷さんの場合はなかなか赤ちゃんが出てこなくて、ドクターに“24時間までは待つけど・・・”って言われたほどの難産だったそうです。

 そして最後の最後で(!)抗生物質を打つハメになったとか。ものすごく残念そうに訴えてらっしゃいました。そのままでは赤ちゃんの体に菌がまわって死んでしまうという状況だったそうです。せっかくここまで!!ここまで頑張ったのに〜ぃ!!と、まるで昨日のことのようにおっしゃってました。でも、無事で良かったですよね。お医者さんの元で産むメリットは、こんなところです。

 御蔵(みくら)島では妊娠8ヶ月を過ぎても泳いでいたようです・・・・・・・・・(資料に写真が載っていました)。「水中出産」についてはどういう考え方を持っているのかというと、

 「たしかに、水の中にいるとラクですよ。私は陣痛が始まってからしばらくお風呂につかっていました。」(岩谷さん)

 でも、「人間は陸の動物なんだから、水の中で産むのはヘン・・・・・」と思われたそうです。
 いろんなスタイルの出産が選択できる時代です。
 知人のTさんは「水中出産」を選びました。話を聞くと、どちらも魅力的なんですよね。いや、「旦那立会い」だけはやだと思いましたが(立会いたい、なんて言う男の人とはケッコンしたくないとすら思う。私は。)
 あ、すいません。また「予定」のないことについて想像力を働かせてしまいました。
 ↓先に進めましょう。Tさんの体験談です。
 
  
 Y:「水の中で産むってどういうこと? 場所は?」

 
 T「水中出産を扱ってる産院の中にある“プール”。自分の好きな音楽をかけたり、好きなお香を焚いたり、自由に環境を設定できるの。基本的にはそこで、“自分で産む”んです。自分で触って、ああ、頭が出てきたな・・・って」

 
 Y:「ひ・・・引っ張り出すのか・・・・(汗)」
 
 T:「ううん? 子供は自分の力で産まれてくるの。私が水中出産を選んだのは、そのビデオを見せてもらったのがきっかけなんだけど、とてもきれいだったのね、くるくる―――って頭が旋回して。ふわ〜っと羊水が煙みたいに出てて。あ、貸そうか?ビデオ」
 
 Y:「い、いや、いいです・・・・・・・・・・・(コワいし予定ないし・・・)。で? そのビデオを見て?」

 
 T:「子供にとってもラクなんだ・・・・って思ったの。“バーストラウマ”が少ないって聞いて。私、自分に“バーストラウマ”があるって、ある時期から自覚してて、それで・・・」
 
 Y:旦那さんは横にいたの? 立会いは、どっちかが希望して?」
 
 T:「いたよー、ずっと。ずっと横にいて、喋ってた。立会いは、私から言わなくても、自然に」

 
 ※私は自分の記憶でしかメモを取らないので、彼女のあっけら!!とした調子が伝わればまあいいか、と思っています。事実は曲げてないと思うのですが。

 T:「水の中にいるから、見えないでしょう? 旦那からの視点じゃ。だからそんなにコワくなかったみたい」

 そ・・・・そうか。水の中だと目の前でボン!!と見るより、ショックが少ないかもね。旦那がノミの心臓でも、立ち会ってもらいたい、っていう人には朗報かも。(ノミの心臓の旦那を立ち会わせたらイカンだろう・・・とも思うが。ま、人それぞれか。夫婦の危機につながったらそれっくらいの縁ってことさ♪)

 T:「でもね(ぷぷっ)、産まれたら、へその緒つけたまま、プールから上がるんだけどね。その時・・・・」

 なんでしょう。

 T:「胎盤が、ぼすん!!と落ちちゃったの!!(あそこから)さすがにびっくりしたらしくてね。うわあ!!って(笑)」

 だ、旦那大笑い・・・・・・・(いや、知ってる人なので。ふ〜ん、あの人が・・・・・・・)。

 T:「あと、へその緒は旦那が切るんだけど」

 へっ・・・・。

 T:「それからしばらく、“ソーセージが食べられない・・・・・・”って言ってた(笑)」

 ははっ、やっぱノミの心臓か・・・・・って、突っ込み入れてる場合じゃなくってぇ、Tさん自身は他の「新しい出産スタイル」についてどうお考えなのでしょう。たとえばえ〜と、出産後に「胎盤を食べる」とか。
        
※「胎盤を食べる」・・・・ 栄養価が高く、化粧品などの材料にも使われている(売買されている)「胎盤」に、お醤油とかかけて食べるらしい。出産後の滋養になるだとか。マヨネーズとかかけてもいいらしいが、あんまり考えたくない、なにをかけよう、とか。 
  
 T:「胎盤を食べるのは・・・・・・・・う〜ん、体の中がきれいだ、って自信がなくちゃできないと思う・・・・・・」

 あ、そうか。そうですよね、ええ、ええ。あ――――――そうか。納得納得。そうですよね。自分の中から出てくるものを食べるんですものね。自信がなくちゃできないですよね。うーん、私は今、死んでも自分の胎盤なんか食べたくないって思うけど、裏を返せば(?)体の中キタないって感じてるのかもしれませんね。そのとおりだ、う〜ん(タバコやめよ・・・・・・。) 

 T:「出産後にフランス料理のフルコース出てくる病院があるけど、あれはダメ!! ぜったい!! お乳の出が悪くなる。妊娠中も、簡素な食事にしたほうがいい。胎盤に脂肪がついて、べたべたになって出てくるのよお!」 

 ゾッ・・・・・・。ここまで力説するTさんには「説得力」があります。妊娠中は5キロしか体重が増えず、お乳はなんと!!2年間!!出しきったそうです。(出しきった・・・・って感じですよね。)つーことは粉ミルクを一切!!使わなかったってこと。ここんちのボクには会ったことがありますが、健康そうで、しかも利発!!でした。利発!!はご両親の血筋かもしれまへんが、とにかくつやつやと、活発なお子さんに育っているのは事実です。

 「胎盤がぼすん!!と落ちた」というのも、Tさんが「食事」に気を付けていたという証拠です。
 脂肪がついてると、「後産(あとざん)」と呼ばれる、胎盤を出す作業がたいへんになってしまうのだそう。べたべただから、くっついて出てこないってことですわ。そのべたべたのにマヨネーズつけたら・・・・と、いらぬ想像をしてしまいました(ううっ・・・)。 
 
 ちなみにTさんも、岩谷さんと同じ年くらいで産んだ「高齢出産者」です。(ふたりとも若々しい方なので、その言葉にそぐわない感じがするのですが。)
 Tさんは他にも、「海で出産する(!)」スタイルのことなどを教えてくれました。海、と言っても、泳ぎながら(忙しい・・・・・)産むわけではなく、浅瀬の海でプロに指導を受けながら産むそうです。ここで私が、「じゃあ、逆立ちしながら・・・・」とか言って、ほんとにやったらウケるのでしょうが、「予定」も「体力」もないので、まず「産む」ことからお約束できません。
           
 やったら楽しい、と思うことはいっぱいあるのですが。

 私の考えることは単に笑かせたがりの無駄の骨頂なので、皆さまからの情報もお待ちしております。●ここで「夫と愛し合ったベッドで産む」なんて方法もあるのですってね。ま〜あ、いろいろ・・・・・・・(私の発想とあんまり変わんないじゃないか・・・・・・・・と。「イベント」化してますよねもう・・・・。)

 まあ、本音を言えば、私は妊娠や出産というものをあまり特別視するようなことはしたくないのです。あたりまえのことなんだからあたりまえに産めよ・・・とまで思うのです。ただ、Tさんのように“バーストラウマ”があって、自分が出産するときには気をつけよう、と思ったのはまったく実のあることではないのかと。「受け皿」的にあるといいですね。不安なんかない、とは私自身も言いきれないし、出産のビデオも見れないやつにこんなこと言われても説得力ねーやって感じでございましょう。
 
 むしろ、おふたりの体験を聞いて、「勇気」が出る自分を望んでいます。あらゆる「選択肢」の中から、自分に合ったスタイルを見つけ出すのはそうむつかしいことではないのだと示された気がします。「分娩台」はいやですね、たしかに。まな板の上の鯉とゆーか、ステージに上げられる感じがして。


 では最後に、「男性側の本音」を聞いてみましょう。

 
 Tさんの旦那さんに、メールで聞いてみました。「水中出産」に立会われた経験のある方です。

 Q・立会うのに躊躇はなかったですか
 A・躊躇はありませんでした。

 Q・立会ってよかったと思うことはありますか
 A・あまりないです。どうしてかな? 躊躇はない、といいながら、実はものすごく動揺していたのかもしれません。やはり非日常的な場ですから。

 Q・もしあれが、目の前でばば―――んというカタチだったら、立会えましたか
 A・普通の分娩台での出産は見たくないですね。不自然でしょ。水中出産の場合は、不自然さが全然ないのがよかったです。

 ★その他、ご感想などを。
 
 水中出産がよかったのかどうかは、正直なところなんとも言えない。よくなかったとも思ってないけど。
 
 立会うことに躊躇はなかったが、やはり出産は女の世界のこととして、男子禁制のほうがいいんじゃないかなという気がする。

 水中出産で産まれた子供だから水泳はばっちりだろうと思って、二歳から水泳教室に通わせたけど、長続きしなかった。


 ↑なんか最後のはかんけーない意見ですね・・・・・・・・(笑ってしまいましたが・・・・)。

 もうひとり、独身男性をつかまえて聞いてみました。35歳独身男性からの、「立会い」についての意見です。↓
 
 『彼女がどうしても一緒にいてほしいっていうなら、立会うしかないじゃないですか。自分から立会いたい、なんていう男の気持ちはわかんないな。

 ・・・・・・・・ということです。
 自分のシマには、「立会いたい」と本心から思ってる男性がいなさそうなので、この件に関しても意見を募集しています。●ここで●   


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